日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
Print ISSN : 0369-4232
論文
出力追従制御を応用したトランスオーラル再生制御器設計における制約緩和
松井 健太郎伊藤 敦郎森 翔平井上 正樹足立 修一
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2019 年 75 巻 7 号 p. 374-383

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抄録

出力追従制御を応用した,チャネルベース音響のトランスオーラル再生法を検討している。これまでに提案してきた方法は,仮想音源からの再生を完全に再現する完全出力追従制御を特長とする一方で,その摂動や混入する外乱を増幅するとされる制御器のゲインの抑制が課題であった。本稿では,完全出力追従の制約を緩和し,追従誤差をある程度許容することにより制御器のゲインを抑制する,トランスオーラル再生制御器の設計法を提案する。ラインアレイスピーカを用いた実測と計算機シミュレーションを実施し,提案法により従来法と比較して制御器のゲインを抑制できること,許容する追従誤差を大きくするほどゲイン抑制効果を得られることを確認した。

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© 2019 一般社団法人 日本音響学会
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