近年ビジネスプロセスモデルを実装可能に記述する方法として、BPSS、 BPEL4WSやBPMNなど各種のビジネスプロセス記述方法が提案されつつある.しかし請求代行サービスやトレーサビリティサービスなど込み入ったビジネスプロセスモデルを記述するためには、順序、繰り返し、分岐といったアルゴリズム的構成要素以外にビジネスプロセスモデルが持つダイナミックな特性に基づいた記述要素が必要である.本報告では具体的なビジネスプロセスモデル事例を用いて、実行者の動的指定、分散環境の部分実装、正常な例外処理の3つのダイナミックな記述要素の必要性を提案する.