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ナレッジ・モデリングを用いるeラーニングシステムでは知的資産の蓄積・共有が可能であり、ラーニング・オブジェクト(LO)として管理することによって学習者の理解に合わせた高度なレベルのeラーニングをめざすことができる。本稿で提案される「ランドルト環方式」では、視力検査と同様な方法で学習者個人の理解度を測定するとともに、XMLによる知的資産管理の実装であるハイパーオーサリングにより管理されるLOから自動生成された問題を、ある理解度向上モデルのアルゴリズムに従い指し示す。プログラミング理解でなく実践で活用できる作成能力に主眼を置きLOに関するスキーマおよびハイパーオーサリング基盤のeラーニングに関して述べる。