抄録
近年,組織研究において,欧米の主流派組織理論とは異なる(あるいはそれらに批判的な)ディスコース研究が注目を浴びつつある。ポストモダンや批判理論(Critical Management Studies:CMS)を背景に展開されてきた組織ディスコース研究はどのような方法論と視座をもつのか。本セッションでは,次の4つの発表からそれを明らかにしていく。
1) 組織ディスコース研究の方法論的地平
2) 組織のディスコース分析における脱構築
3) ディスコースと組織化
4) 組織不祥事研究におけるディスコース分析の可能性