経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2011年春季全国研究発表大会
セッションID: C1-2
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ベトナムにおける産業クラスター戦略に関する一考察
ホーチミンにおけるタントゥアン輸出加工区の事例
*税所 哲郎
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抄録
 現在,ベトナムにおいては,政府主導の下で産業クラスター の概念を取り入れて,イノベーションを創出させるシステムを地域に導入する戦略を活発化させている。産業クラスターの形成がもたらす影響は生産性の向上や新規事業形成によるイノベーションの創出であり,企業や大学,研究機関,および関連する各種機関などが特定の地域に集中(集積)することで,集積機関の競争と協調によって新たな技術やアイデアをもとに競争力ある製品や商品を市場に送り出して,社会に大きなインパクトを与えようとしている。  本稿は,筆者の現地調査に基づいて,ベトナムにおいて産業クラスターを推進しているホーチミン市の工業団地(IZ:Industrial Zone)、輸出加工区(EPZ:Export Processing Zone) について,その産業クラスター戦略の実態と課題について考察する。
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© 2011 経営情報学会
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