抄録
本研究では, 市町村の17業務に利用する情報システムごとに, 費用を被説明変数にして重回帰分析を行う. その結果, 該当する回帰係数が有意である業務システムのすべてについて, これまでの通説に反して, 1) クライアントサーバシステムと比較して汎用機システムの費用は高くないこと, 2) パッケージを利用する場合と比較してパッケージを利用せずソフトウェアを委託開発した情報システムの費用は高くないことが分かった. また, 業務システムによって, 1) Webシステム, 2) 企画競争を実施しない随意契約が費用に与える影響は異なることを明らかにした.