少子高齢社会において、子育てや高齢者ニーズに適合するサービス提供や仕組み作りのために異なる立場での協同が期待されているが、その際、お互いのニーズや意思決定、責任問題で発生するコンフリクトに対処する必要がある。
本研究では、異なる役割や立場で協力した意思決定のために、必要な情報の共有や提供方法、適切なコミュニケーションの取り方等について実証的に考察するために、既製協力型ボードゲーム「禁断の島」を実験ツールとしてシミュレーションを行った。情報共有や評価、コミュニケーション等のケース設定の違いにより協同へのモチベーションが変化した。