多くの人々がリユース品の交換を望んでおり、実店舗では盛んに取引されている。インターネット上の交換サイトでも多様な商品の取引情報が数多く投稿されている。しかし、フォローと返信がほとんどなく機能していない商品も見受けられ、その状況の差異は商品特性に依存しているものと考えられる。つまり、リユース品を円滑に取引できるようにするには、リユース品の特性を考慮して取引リスクを軽減できる情報システムが不可欠といえる。本研究では、新製品および実店舗での取引との対比分析から得られるリユース品取引の根本的な仕組みに基づいた情報システムのデザインを提示する。