主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2023年全国研究発表大会
開催地: 東京理科大学
開催日: 2023/11/11 - 2023/11/12
改善活動を有効に継続させることは実務上重視されているが、そのためのマネジメントに対する研究面からの示唆は十分とは言えない状況である。このような中,筆者らの先行研究では改善活動の長期継続事例の分析を実施したが、長期継続事例において改善目的が固定化しており、コアリジディティに陥る可能性も想定しうる状況が存在することが示された。
本研究は、活動の内容を大きく変化させつつ改善活動を継続させてきた化粧品製造E社の15年間を対象とする。そして、改善目的の推移の分析を通じ、同社の改善活動においてダイナミックケイパビリティが存在しているかを分析することが本研究の目的である。