【目的】夏期高所トレーニング合宿実施に際し、心理的側面からの問題を把握するため質問紙検査が有用であるかを検討する。
【対象】高校生アスリート28名。全員から調査の同意を得た。2003年夏に実施した。
【方法】合宿参加約1ヶ月前と合宿終了前夜の合計2回、POMSおよびGHQ-12による質問紙検査を行った。
【結果】合宿前と比較して、合宿後は「活気」の有意な上昇と「混乱」の有意な減少を認めた(p<0.05)。合宿後において「GHQ-12得点」を従属変数に、POMSにおける6因子を独立変数として重回帰分析を行った。重相関係数の2乗は0.512であり、分散分析結果はF(6,28)=4.903、1%以下で有意であった。特に「混乱」が「GHQ-12得点」に対し有意な影響をおよぼす役割を果たした。
【考察】質問紙を用いた精神健康度の評価から問題の提起と対策を講じることができた。