スポーツ精神医学
Online ISSN : 2436-1135
Print ISSN : 1349-4929
原著
精神障害者へのエクササイズ指導の報告
個々の症状を重視した運動の導入
道端 明子, 波床 将材
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 8 巻 p. 53-58

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抄録

精神疾患の特性や治療薬の服用等から引き起こされる認知能力、身体感覚の低下は、患者の意欲低下とあいまって体力の低下をきたしやすい。定期的な運動の継続は、身体的愁訴の改善や、身体活動性を高めることにより体力づくりの基本となるといわれているが、精神障害者においてはその継続はさらに難しいとされている。今回の研究では、精神科デイケアのプログラムとして13年間続いている運動指導の経過を報告するとともに、参加者の受講希望により長期継続しているプログラムへの興味や関心のポイントを調査し、定期的な運動の継続が参加者個々の精神症状や体力などに及ぼす影響を検討した。対象は、プログラムに参加した30名とした。興味・関心度はVAS法を用いて解析した。その結果、運動量や強度を一律にすることなく個人差を考慮した運動の提供が、参加者の興味や関心を引き出し、さらには満足度や継続意識の向上を促すことが示唆された。

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© 2011 日本スポーツ精神医学会
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