2012 年 9 巻 p. 59-67
【目的】「スポーツマンのこころ」の講義を理解した後で行うゲーム中心のスポーツプログラムが生きがい感と自尊感情に与える影響を調査すること。
【方法】2011年4~7月の間に実施した3つのスポーツ講座の参加者を対象とした。参加者は18~61歳の男女122名(女性31名、男性91名うち精神障がい者:女性5名、男性12名)であった。各講座への参加者は実技の開始前に1時間の講義を受け、その後に10回程度(週1回90分)のスポーツプログラムを実践し、講座の前後に生きがい感と自尊感情のスコアを測定し、講座終了後に講義の影響を問うアンケート調査を実施した。
【結果】講義の影響をすべての参加者が感じ(影響なし:0名)、生きがい感と自尊感情について有意な向上が見られた。(生きがい感:p<0.001、自尊感情:p<0.001)
【まとめ】「スポーツマンのこころ」の講義の理解はスポーツ実践者の実技実施態度を改善し、理解後のスポーツ実践は、参加者の生きがい感を向上させ、自尊感情も向上させることが示唆された。