TIMING OF SYNCHRONIZATION IN INTERMITTENT IRRADIATION SYNCHRONIZED WITH RESPIRATORY MOTION
1995 年 7 巻 4 号 p. 351-356
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1995 年 7 巻 4 号 p. 351-356
呼吸性移動に伴う照射野増大の軽減を日的とし, 呼吸の動きに同期し間欠的に放射線を照射する方式の同期タイミングの検討を行った.往復運動をするファントムを作製し, フィルム法により線量分布の変化を検討した.照射は10MVリニアックX線を用いた.ファントムの往復運動により, 被照射体内の線量分布の半影が増加し, 線量分布は悪化した.呼気相もしくは吸気相の最後を中心とした呼吸周期の47%の同期により, 動きが4cmの場合, 半影の増加は動きのない場合の2.2倍となった.臨床での同期タイミングの検討のため, 横隔膜の動きを透視装置のIBS回路のデータにより検討した.呼気と吸気の長さは呼気が長く, 呼気の最後でしばしば横隔膜の動きが停止した.呼気相の最後を基準とした同期が臨床上適当と考えられた.
