日本ベンチャー学会誌
Online ISSN : 2433-8338
Print ISSN : 1883-4949
研究論文
コーポレートベンチャリング推進組織とその推進者像
―社内ベンチャー推進組織に関する一考察―
橋本 良子
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2013 年 21 巻 p. 33-43

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抄録

企業は自らの成長と存続を目指し、新たな事業分野へ進出するためのイノベーション活動を積極的に推進する必要性に迫られている。イノベーション活動を成功させるための手法として、コーポレートベンチャリング(以下CVと称する)は、企業成長を目指し、企業を存続させるための一つの有用な手法である。本稿では、CV推進組織を投資スタイルから、社内ベンチャーへの投資と社外ベンチャーへの投資に分類した。さらに社内ベンチャーへの投資は、組織の底辺から湧き上がった事業アイデアを基に新規事業を立ち上げる創発性重視型と、企業の将来の柱となる事業をつくることを目的としトップの関与が強い戦略主導重視型の2つに分類される。本稿では、社内ベンチャーへの投資から導き出されたCV推進組織の2つのタイプ別にその推進者像について論じることにする。また、その推進者像を従来型組織のマネジャー像と比較することで、その違いを明らかにし、今後のCV推進組織における推進者任用に必要な要件を考察する。

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© 2013 日本ベンチャー学会
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