学生のサークルである「金型クラブ」は、生産技術者の素養を身につけるため、冶工具の設計製作などについての研究を実施するために設立された。授業で学んだ知識や技能を実際の設計製作に結び付けることを目指している。その過程において、教材開発や教材コンクールへの応募、研究発表や日中韓学生金型グランプリなどの学外活動への参加をした。その結果、職業訓練教材コンクールでは、教材開発をシステム化できたことにより厚生労働大臣賞を受賞した。また、集大成とした日中韓学生金型グランプリでは、多種多様な工程による金型の設計製作システムに取組んだ。その結果、学生たちは、プロジェクト型生産システムを構築することができた。本論文は、サークル活動の一つのあり方を示すとともに教育訓練でのプロジェクト型生産システムを提案する。