支援工学理学療法学会誌
Online ISSN : 2436-6951
原著
電動車椅子の導入をめぐる理学療法士・作業療法士の思考過程に関する質的研究
廣島 拓也, 亀ヶ谷 忠彦
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キーワード: 電動車椅子, KJ法, 思考過程
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2025 年 5 巻 1 号 p. 28-36

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抄録

【目的】本研究は、電動車椅子導入の経験を持つ理学療法士・作業療法士(以下、PT・OT)の思考過程を質的に分析し、その実態を明らかにすることを目的とする。

【方法】電動車椅子導入経験のあるPT・OT 6名にインタビューを実施し、KJ法を用いて分析した。

【結果】PT・OTは「十分な知識と経験」に基づき、安全性確保や長時間使用の影響評価の重要性を認識していた。また、利用者の願いや意思を実現する「共有された方針」が重要であることが示された。さらに、使用場面での安全確認、二次障害予防、快適性評価には時間を要し、慎重な導入が必要であると考えられた。電動車椅子は利用者の生活の質向上に寄与する可能性があるが、利用者の意思を理解し尊重することが重要であるとされた。

【結語】電動車椅子導入には知識や経験に加え、実場面での評価や利用者の願いの共有が重要であることを示した。これらの知見は、経験の浅いPT・OTが導入支援を行う際の実践的な指針となり、今後の教育や支援体制の充実にも寄与する可能性がある。

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© 2025 日本支援工学理学療法学会
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