抄録
現在、多くの企業でグローバル化が求められており、国を跨った組織・プロジェクトといったグローバルチームで協業する環境になっている。このような環境でチームとしてのパフォーマンスを発揮するには、円滑なコミュニケーション・コラボレーションが不可欠である。しかし、一方で、言語・文化の異なる様々な国のメンバーとコミュニケーション・コラボレーションすることは容易ではない。筆者の所属する企業ではグローバルチームで協業する環境が定着しており、筆者自身もグローバルチームの一員として活動している。当論文では、実際にグローバルチームのメンバーとして活動している著者の体験と同僚へのヒアリングから、グローバルチームで効果的に協業するためにテレワークがどのように貢献できるかについて考える。