抄録
これまで学習継続については、対面、遠隔といった学習環境形態に対して、一般学習、職業学習など異なる対象で研究がおこなわれてきたが、余暇学習をeLearningを使った遠隔で行う際の継続に関する研究は少ない。本研究では、余暇学習の例として、楽器演奏習得のeLearningサービスの受講者を対象にアンケート調査を行い、学習の継続の意思に影響を与えている要因を分析し、先行研究との比較を行った。その結果、余暇学習のeLearningの学習継続には、先行研究と同じく内部要因が支配的であるが、先行研究から導いた仮説に反し、外部要因の影響が小さいことが示された。