抄録
建築基準法の性能規定化へ向けての方向性が示されて以来、建築の構造設計実務者の間でも、これに対応した動きが活発化した。各設計者や設計組織では、発注者の構造性能に対する理解を促すための手段の構築が進められた。JSCAでは性能設計を目指した構造設計指針の作成などが行われた。本稿では構造設計実務者の性能設計に対する取り組みとして性能設計を目指した構造設計指針作成等のJSCA活動を中心に紹介する。更に性能設計に対する認識を高めるための、構造性能を視覚化する手法の開発・発展の現状について、実例を示す。これらを通して、建築構造設計実務者の性能設計に対する取り組みの現状と展望を示す。