日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成21年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 199-200
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多質点系モデルを用いた変動風力を受ける超高層建築物の応答評価
その1 風応答評価に及ぼすアンサンブル平均のばらつきの検討および高次モードの評価
*佐藤 大樹鈴木 悠也吉江 慶祐岡本 有里子北村 春幸
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抄録

本研究では、弾塑性範囲における多質点系の風応答評価を目的とする。 本報その1では、その基礎研究として、弾性範囲における風力時刻歴波形のアンサンブル数の評価および、モーダルアナリシスを用いた高次モードの影響の評価を行う。本報その2では、弾塑性構造物の動特性の同定手法の検討および、変動風力による構造物へのエネルギー入力を評価する。本報その1では、解析結果より、アンサンブル平均に用いる風力波形数は、30波以上が適切であると確認できた。また、変動風力によるエネルギー入力の高次モードの影響は、1次のみでなく2次または3次まで考慮する必要があることが検証できた。

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© 2009 日本風工学会
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