日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成21年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 203-204
会議情報

風応答時の粘弾性ダンパーの特性および正弦波置換法の実験的検討
*田上 高行佐藤 大樹所 健北村 春幸笠井 和彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本報では、長時間ランダム振動時の粘弾性ダンパーの特性について検討を行った。実験により、長時間振動時のダンパー温度や剛性などを評価した。実験結果より、ランダム振動時においても、粘弾性ダンパーの温度は、熱伝導・熱伝達の効果により、温度が定常となることが分かった。また、熱伝達係数による温度変化への影響が大きいことが分かった。さらに、本実験では、ランダム振動を置換した正弦波による長時間振動時のダンパー特性の簡易評価手法を用いた。本手法の精度はランダム振動での結果と比較することにより検討した。

著者関連情報
© 2009 日本風工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top