日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成21年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 211-212
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発電時に風車タワーに作用する風荷重の簡易評価式の提案
その1 発電時の風荷重の特性
*石原 孟石井 秀和
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抄録

風車の健全性を評価する際には発電時と暴風時両方の風荷重を評価する必要がある。現在、発電時は暴風時の評価式を援用している。しかし,風車発電時の風荷重の特性は制御により,従来の土木・建築物と異なり,風車の特性を考慮した評価式の提案が急務である。 その第一段階として、本研究その1では,出力2MWのモデル風車を用い,時刻歴応答解析を行うことにより風車発電時の風荷重の特性を調べ、そのメカニズムを明らかにした。 風車発電時の時刻歴応答解析の結果,風車発電時は、定格風速後に大きな風荷重が発生することがわかった。その原因は風速変動,すなわち,風のガストにより直接に励起されたものではなく,風車のピッチ制御により励起された振動によるものであることを明らかにした。

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© 2009 日本風工学会
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