日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成25年度日本風工学会年次研究発表会
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基本断面の空力特性
一定風時と風速急変時の球の表面圧力特性の検討
*長谷部 寛伊東 司杉山 健次野村 卓史
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キーワード: , 表面圧力, 風速の急変
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p. 161-162

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抄録
屋外において低周波音を測定する際に,風の影響を軽減させるためにマイクロフォンに球形の防風スクリーンを装着する.しかしこれまでの研究で,風速が急変する際に生じる球のまわりの流れの瞬間的な変化が測定結果に影響を及ぼす可能性が示唆された.本研究では防風スクリーンを模擬した球形模型を作成し,一定風時と風速急変時の圧力測定を行った.一定風時では60°付近で流れが剥離し,90°以降は一定の負圧となることが分かった.風速急変時には,背圧が急に低下する瞬間が確認され,この時渦が形成されたものと思われる.剥離点付近の圧力の変化が,風速の変化よりもピークが若干遅れる結果となった.
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© 2013 日本風工学会
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