日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成27年度日本風工学会年次研究発表会
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平成27年度年次研究発表会梗概集
地上稠密観測POTEKAで観測した2014年8月22日の突風現象
*佐藤 香枝矢田 拓也呉 宏堯小林 文明
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p. 137-138

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抄録

明星電気(株)は2013年度に開発したPOTEKAを改良し、2014年度では新たに風向風速と雨量を観測可能とした。そのPOTEKAを群馬県・埼玉県を中心に2km感覚で合計145箇所に設置し、気温や気圧などのデータを1分毎に収集している。2014年8月22日(事例1)に発生したダウンバーストでは気温の急低下や、気圧の上昇を確認できた。2013年8月11日(事例2)の突風事例と比較すると気温の低下率は約半分で、気圧の急上昇後は高圧状態を維持していた。また、冷気層の厚さを計算すると事例2に比べ、事例1の方が約数十m低く見積もられた。

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