抄録
都市域における流体現象は,その幾何学形状の複雑さによる特有の力学的粗度効果により,局所的に変化することが知られている。その特殊な流体現象の変化は,拡散特性に対しても直接的な影響を与えることから,様々な都市モデル・条件の研究が行われてきた。本研究では,風上側見付面積の違いが流れ場へ与える影響として,平衡状態に至るまでの物理的機構を明確にする。その際キャノピー内にて特殊な事象が発生することを示し,さらには特殊な事象のトリガーに着目し,拡散現象までに拡張することで,これらが拡散挙動へ与える影響についての知見を示す。