日本鳥類標識協会誌
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観察報告
大分県におけるカラフトムジセッカPhylloscopus schwarziの初記録
中村 茂
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2011 年 23 巻 1 号 p. 19-25

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抄録
大分県において,2009年12月5日に県下初記録となるカラフトムジセッカが捕獲・標識された.本種は嘴高及び幅などの特徴から,ムジセッカ,モウコムジセッカと区別された.本個体は,頭骨骨化指標が完全に骨化した状態(E段階)であったが,尾羽の擦れが認められたことと虹彩が灰色がかっていたことから第1回冬羽と判定された.個体の性別は,雌雄同色であることから,分からなかった.
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© 2011 日本鳥類標識協会
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