行動経済学
Online ISSN : 2185-3568
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第6回大会プロシーディングス
超過共変動の時系列特性分析
徳永 俊史山本 零
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2012 年 5 巻 p. 168-175

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抄録
伝統的なファイナンス理論では,資産間の価格共変動が共通ファクターの分散とそれらに対するエクスポージャーで完全に説明できるとされている.しかしながら,数多くの先行研究は,共通ファクターの影響を除去した後の資産間に依然として相関(超過共変動)が存在することを報告している.本研究では,日本の日次個別株式データから月次超過共変動を定義し,その時系列特性について考察した.その結果,超過共変動は時間とともに変化し,とりわけ,高ボラティリティ局面で発生していることをみつけた.
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© 2012 行動経済学会
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