日本気管食道科学会会報
Online ISSN : 1880-6848
Print ISSN : 0029-0645
ISSN-L : 0029-0645
特集:気道・食道異物
小児気道異物—小児外科から
当科における気道異物症例40例の検討
畠山 理日隈 智憲尾藤 祐子安福 正男山本 哲郎
著者情報
ジャーナル 認証あり

2002 年 53 巻 5 号 p. 406-411

詳細
抄録
1980年4月から2002年3月までの22年間に高槻病院小児外科にて経験した40例の気道異物症例につき検討した。男女比は約2:1で男児に多かった。年齢は1歳台が最も多く,2歳以下が全体の88%を占めた。異物の種類はピーナッツが最も多く全体の60%で,豆類全体で80%を占めた。摘出は硬性気管支鏡下に行い,豆類は主にFogartyバルーンカテーテルを使用し,それ以外は異物鉗子を使用した。全例気管支鏡下に摘出しえたが,初回は摘出できず2回目の検査で摘出しえた症例が3例,異物は摘出しえたが気道に炎症ならびに肉芽を形成したために後日再度気管支鏡を要した症例が10例みられた。異物の長期介在例では摘出手技が困難であり,合併症発生の予防には早期診断が重要であると考えられた。
著者関連情報
© 2002 特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top