日本気管食道科学会会報
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特集4 ビデオシンポジウム:下咽頭・食道領域の内視鏡診断と最新治療
高画質フル画面NBIビデオスコープを用いた頭頸部表在癌の診断
渡邉 昭仁, 谷口 雅信, 辻榮 仁志, 藤田 昌宏, 佐々木 重幸
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2008 年 59 巻 2 号 p. 161-165

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抄録
目的:高画質フル画面NBI ビデオスコープ(フル画面NBI スコープ) は新しく開発され,現在市販されている咽喉頭用NBI 電子スコープ(NBI スコープ)の2.5 倍の解像度を有する。今回,頭頸部表在癌の診断におけるフル画面NBI スコープとNBIスコープの表在癌における比較を行い報告する。方法:2007 年4 月から10 月までに当科で診断された21 例の頭頸部表在性の癌を対象とした。NBI スコープで診断された表在性癌をフル画面NBI スコープで再度観察した。両内視鏡における得られた遠景画像による病変の視認性と病変内の異型血管の視認性の2 点を後ろ向きに検討した。結果:病変の視認性はNBI スコープでは21 例中9 例において明瞭に認めた。一方フル画面NBI スコープでは21 例中19 例に明瞭に認めた( p < 0.01)。同様に異型血管の視認性についてもフル画面NBI スコープが統計学的に有意に明瞭に認めていた( p < 0.001)。結論:遠景において表在性癌の視認性に優れているということは,フル画面NBI スコープは頭頸部癌のスクリーニングを行う場合にNBI スコープよりも有用になってくるのではないかと思われた。
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