慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1968 年 19 巻 6 号 p. 346-352,274
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1) 比較的まれとされている気管腫瘍2症例を経験した。2) 1例は37才女子の頸部気管adenomaであり, 気管切開後焼灼により完治せしめ得た。3) 他の1例は24才男子の頸部気管adenoid cystic carcinomaであり, 気管部分切除と前縦隔廓清を行なったが, 全部とり切れず, やむなくCo60 8000Rを後照射したところ, 術後10カ月にして大血管破裂を起して死亡した。4) 気管腫瘍に関して文献的考察を行なった。
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