バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
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放射光を用いたDDSに関する考察 : 高輝度放射光施設SPring-8を用いた実験
松浦 弘幸中野 正博魚住 裕介巨 東英木村 真三野田 信雄小井手 一晴根本 哲也牧野 健一金 政浩辺 培今村 稔
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2006 年 8 巻 1 号 p. 123-130

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抄録

薬物の体内輸送を誘導し,それを観測するシステムの構築のための基礎実験を行う.このために利用するナノ磁性体の生体内中での振る舞い,さらに,外部からの磁性体によりナノの磁性体が,好ましいと考えられる場所に集積できるかは全く不明である.ナノ磁性体を吸収させたヨモギの葉を用いて,ナノ磁性体の集合体に対して外部磁場を印加して,その条件下でのナノ磁性体密度分布を,そして大型放射光施設SPring-8で透過像を観察し集積するか否かの確認をする実験を行った.ナノ磁性体は,今回のビームラインでは,ヨモギノ葉脈に集積した凝集体まで観測できたことにより,ナノ磁性体の凝集体を外部磁場により集積できることが結論できる.

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© 2006 Biomedical Fuzzy Systems Association
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