バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
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最新号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 2020 年 22 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー
  • 2020 年 22 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー
  • 高橋 克茂, 栗島 一博, 本田 純久, JAHNG Doosub
    2020 年 22 巻 1 号 p. 1-12
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    昨今の教育環境の中,子どもたちの成長に向けて,これまでの単なる「学校支援」 を超えた地域社会による教育が必要である.また,児童生徒のICT リテラシーの向上は喫緊の課題である.このため本研究では,ICT を活用した,民間プログラムによる,子どもたちを対象としたノンフォーマル教育の場を設置し,その可能性について考察することを目的とした.授業内容にはルール遵守のための教育,地域の生活や生業等に関連した内容を選択し,地域に居住する5 人の一般市民を指導者とした.学習者の募集では,チラシを配布し,18 人の子どもたちの参加を得た.授業においては,授業の準備段階から授業後の継続学習までを可視化できる教育研修支援システム,KWM のWeb 版を活用し,キーワードの記憶率などによって授業を評価した.授業は2017 年9 月から11 月にかけて5 回を実施し,1 回目から5 回目の授業の参加人数はそれぞれ17 人,15 人,12 人,14 人,7 人であった.その結果,地域においては一定の指導者の供給が存在することがうかがえた.学習者の募集については,小中学校や地域の協力並びに天候や地域の子ども会日程などから影響を受けることがわかった.授業において使用したキーワードの記憶率をみると,75%ラインを超えるか又は近い数値になっていた.本研究では,KWM から得られた可視化データによって示されたように,地域社会に根差した授業内容の設定を通じて,持続的に発展が可能なノンフォーマル教育の場の可能性を示すことができた.

  • 前田 康成
    2020 年 22 巻 1 号 p. 13-19
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    近年,株価予測について多く研究されている.従来研究では予測対象銘柄の学習データが利用されている.しかし,現実には予測対象銘柄の学習データが存在しないことも多い.そこで,本研究ではベイズ統計に基づいて予測対象銘柄以外の既存データを学習データとして利用する.従来研究では全結合ニューラルネットワークを用いた深層学習を株価予測に適用している.本研究では,ベイズ統計に基づく全結合ニューラルネットワークを用いた深層学習を株価予測に適用する.本研究は従来研究のベイズ統計の視点による拡張研究の一種である.新しい予測方法を提案し,株価予測実験と投資シミュレーションの結果を紹介する.投資シミュレーションの結果に基づいて提案方法の有効性を確認する.

  • 宅野 将司, 権田 英功, 宮田 仁志
    2020 年 22 巻 1 号 p. 21-30
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    大気汚染物質の発生機構は大陸からの越境汚染や都市・生活型の大気汚染,さらには気象データにも依存する極めて複雑なものであるため,大気汚染物質の予測手法は現在も確立されていない.また,現在は数値モデルを用いたシミュレーションによる予測・解析が一般的だが高度な機器や専門知識を要し,広域的な予測にとどまっているため,地方自治体による注意喚起には適していない.そこで本論文では多次元データの解析手法の一つである自己組織化マップを用いた専門的な知識を必要とせず,低コストで簡易的な時系列予測を検証した.実際に鳥取県米子市の大気汚染物質濃度と気象データを用い自己組織化マップを作成し,大気汚染物質濃度の傾向の分析及び実用的な時系列濃度予測をすることで,より地域に密着した大気汚染物質濃度の予測を行った.また,鳥取県米子市以外のデータも加えて予測を行い実測値と予測値を比較して評価を行った.その結果,データ数が最も少ない鳥取県米子市のみの場合の予測が最も予測精度が高くなり,鳥取県米子市周辺の地形と追加したデータ地点との距離に原因があると考えた.

  • 高柳 俊明
    2020 年 22 巻 1 号 p. 31-46
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    Human immunodeficiency virus type 1(HIV-1)はヒトに感染すると徐々に免疫システムを破壊し後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS)を発症させる.最近では有効な治療法によってAIDS への進行を抑制することが可能となったが,ウイルス排除は不可能であり長期治療が必要である.HIV-1 感染症の特徴の一つに感染者内で遺伝子情報が少しずつ違う集団quasispecies の形成がある.その原因は感染者内で行われるウイルス複製の過程で複製エラーと遺伝子組換えの2つのメカニズムが協働することと考えられる.その結果免疫システムから免れ易い株や抗HIV-1 薬に耐性も持つ株が出現すると考えられている.本論文では,酵素反応速度論でよく使われている迅速平衡をHIV-1 感染症のマルチスケールモデルに取り入れた迅速平衡マルチスケールモデルを提示する.迅速平衡を取り入れることで長期間のウイルス株の多様性を再現することが可能となった.迅速平衡はウイルス感染症の数理モデル研究においても有効と考えられる.

  • 持田 信冶
    2020 年 22 巻 1 号 p. 47-57
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    ビジネスシステム構築迅速化のために確実なプロジェクトマネジメントが求められている。しかし顧客からの要求仕様やプロジェクトの実行環境には不確実な要因や主観的な要因があり遅延を引き起こす。特に、曖昧な内容を含む要求仕様は費用超過や納期遅延の原因となる。そこで本研究は顧客が提示する要求仕様中の不確実要因を明らかにするためにコストシェアレートを提案する。コストシェアレートとはある要求仕様実現に必要な費用が開発費用全体に占める費用割合のことであり、コストシェアレートは要求仕様の重要性を反映する。更に本研究はプロジェクト中の不確実要因に起因する遅延を予測するために、ベイジアンネットワークを用いた確率的手法を提案する。そして本研究はコストシェアレートとベイジアンネットワークを用いたプロジェクトリスク予測ツールの開発を行い、予測ツールを使用してプロジェクト環境の違いによるプロジェクトリスクを予測した。その結果、予測ツールの結果は実際のプロジェクトの実行状況に合うことが示され、本手法の有効性が示された。今後、本手法の展開により確実なプロジェクトマネジメントの実現と顧客との友好な関係の構築が期待できる。

  • 川田 拓, 川﨑 聡大
    2020 年 22 巻 1 号 p. 59-63
    発行日: 2020/05/29
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー

    本論文は様々な要因が交絡し定量評価が困難である教育場面での授業実践場面を取り上げ実際の教職経験者と教職学習者とを対象に実際の授業VTR を視聴し授業評価を行った際の評価行動および評価行動生起前後の両側前頭前野の血中酸素飽和度の変動を比較し評価者の思考過程の差異を予備的に検討したものである.その結果,対象者間の評価行動総数に有意差は認められなかったが評価行動時のfNIRS 測定値については教職経験者と教職学習者との間に特徴的な反応が示された.また,今回は予備的検討ではあるが経験者については他者の専門的技量を評価する際に自身の過去の経験に基づいたトップダウン的処理が行われていること,そして,新規学習者については状況に依存したボトムアップ的な処理を取る傾向にあることが示唆された.これらの知見は今後のさらなる検討を加えることで医療・教育・福祉といった専門職実習の在り方や卒後教育に資する可能性があると考えている.

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