バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
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ISSN-L : 1345-1537
最新号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 2024 年 26 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
  • 2024 年 26 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
  • 吉川 由香里, 豊福 佳代, 藤野 ユリ子
    2024 年 26 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,看護学生が難聴のある高齢者とのコミュニケーションの現状と看護学生が感じる課題を明らかにすることである.看護大学3 年生112 名を対象に難聴高齢者とのコミュニケーション経験の有無,コミュニケーション時の対応,難聴高齢者の困難感,難聴高齢者のイメージを問う質問紙調査を行った.70 名(有効回答率62.5%)を分析した結果,33 名が難聴高齢者とコミュニケーション経験があり,コミュニケーション場面で「はっきり話す」「ゆっくり話す」「叫ばない」「大きな声で話す」「相手の方を見て話す」「聞こえ方に応じた配慮をする」「個人を尊重する誠実な態度で示す」は必要性を感じ実践していたが,難聴高齢者は「話を聞き間違える」「曖昧に返事をする」「話についていけない」と困難感を抱いていると感じていた.またその他の対応も必要だと認識しているが実践できていないものがあった.さらにコミュニケーションでの困難感から難聴高齢者に対し負のイメージをもっていることがわかった.したがって,難聴高齢者に対する適切なコミュニケーションスキルを学び,苦手意識をなくすことが必要である.
  • 廣田 竜一, 伊丹 琢, 米山 淳, 青木 隆明
    2024 年 26 巻 1 号 p. 9-17
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    足関節の動きの一つに内返しがある.過度な内返しや底背屈などの動きと組み合わさることで,内返し捻挫にも繋がる重要な動きであるが,その評価方法には様々な課題がある.特に荷重位に関する内返し評価については従来研究が少なく,皮膚内部における定量的な評価については行われていない.そこで本研究では,荷重位における踵部の外側部に着目 した,運動器エコーによる内返し評価方法を提案する.超音波画像撮影においては,専用の固定ホルダを開発し,健常男性5 名による検証を行った.結果,骨表面における近似曲線係数,骨表面から表皮までの距離,軟部組織輝度値の3 つに関して,荷重位における内返し時において有意差を確認することができた.
  • 前田 康成
    2024 年 26 巻 1 号 p. 19-29
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    従来から,ヘルスケア視点での料理レシピ推薦方法が数多く検討されている.食材の追加購入コストと食品ロスの制限のもとで,ヘルスケア視点でのロスの最小解が複数存在する場合に,追加で追加購入コストと食品ロスも最小化する従来研究がある.しかし,従来研究では家族が対象の場合でも,家族内の1 人のみに対するヘルスケア視点のロスを最小化する.本研究では家族を考慮する新しいヘルスケア視点の料理レシピ推薦方法を検討する.提案方法では,追加購入コストと食品ロスの制限のもとでヘルスケア視点の家族のロスを最小化する.栄養素に対する重み設定と,家族メンバーに対する重み設定も可能である.最適解が複数存在する場合には,ヘルスケア視点のロスの最小化に加えて,追加購入コストと食品ロスも最小化する.提案方法の有効性を数値計算例で確認する.本研究は基礎研究であり,今後の拡張研究が必要である.
  • 前田 康成
    2024 年 26 巻 1 号 p. 31-39
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    デジタルサイネージを利用した販売促進戦略に関する検討は従来から数多く行われている.売上の期待値の最大化はデジタルサイネージを利用した販売促進戦略における重要な検討課題の1 つである.従来研究では,性別や年齢層等の固定的な属性を示す顧客クラスが未知の1 人の顧客の期待売上の最大化のみ検討されており,顧客が複数いる場合の期待売上の最大化は未検討である.本研究では,統計的決定理論に基づいて複数の顧客の期待売上を最大化する新しい販売促進戦略を提案する.提案方法では,ベイズ基準のもとで期待売上を最大化する.提案方法の有効性を数値計算例で検証する.提案方法の期待売上は比較対象の期待売上よりも大きい傾向が確認された.本研究では,すべての確率が既知という仮定のもとで,期待売上を最大化する.しかし,実際には各種確率は未知の場合が多い.各種確率が未知の場合への本研究の拡張は今後の課題の1 つである.
  • 新山 真奈美, 原口 昌宏, 岡崎 里桜, 石﨑 利奈, 梅本 万結, 桑原 なつみ, 小島 七葉, 坂元 梨瑚, 佐々木 ひかり, 守屋 ...
    2024 年 26 巻 1 号 p. 41-48
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    自宅内を想定した心停止時の体表面下の環境の違いが,胸骨圧迫の質にどのように影響するのか関連性を明らかにすることを目的とした.A 大学看護学生30 名によるCPR マネキンを用いて,5 つの体表面下の環境で胸骨圧迫の質に関して調査した.分析は,基本属性(年齢,体格)と5 つの環境における胸骨圧迫の質に関する記述統計の算出,胸骨圧迫の評価と環境間で多重比較をした.胸骨圧迫の質と実施者の体格との関連性は,Pearson の積率相関係数またはSpearman の順位相関係数を算出した.結果,5 つの環境による胸骨圧迫の質と体格に相関はなかった.体表面下の硬度や実施者の姿勢,体格が胸骨圧迫の質への影響が明らかになった.主観的評価は,実施者の支持基底面が確保されている程,評価が有意に高かった.
  • 理学療法士養成校での検討
    吉澤 隆志
    2024 年 26 巻 1 号 p. 49-55
    発行日: 2024/07/19
    公開日: 2024/11/07
    ジャーナル フリー
    同時双方向型授業において,今後の課題を明らかにすることを目的に,問題となりやすい内容について検討した.対象は,理学療法士養成校の昼間コース1・2 学年学生170 名とした.2021 年度後期に同時双方向型授業を本格的に導入し,同年末に受講と満足度に関する10 段階アンケートをグーグルフォームで実施した.受講アンケートのうち,「④教員とのコミュニケーションはスムーズにとれましたか?」・「⑤教員へ質問をしやすかったですか?」の結果については,段階3 以下の回答の割合が多い傾向にあった.結果の解釈として,同時双方向型授業において問題点となりやすい項目の中でも,学生が教員とコミュニケーション がとりづらく質問が行いにくいということが,今後に向けて早急に取り組むべき課題である可能性が示唆された.よって,教員としては,同時双方向型授業の利点を活かしつつ,チャット機能などを活用し問題点の改善に努めていく必要があると考えられた.
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