Journal of Computer Aided Chemistry
Online ISSN : 1345-8647
Continuous multipole methodによるfragment molecular orbital法の高速化
中野 達也山下 勝美瀬川 勝智沖山 佳生渡邉 千鶴福澤 薫田中 成典望月 祐志
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13 巻 (2012) p. 44-50

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抄録

フラグメント分子軌道(fragment molecular orbital; FMO)法は、近年巨大分子系の電子状態計算手法として、注目を集めている。系が大きくなるとFMO法では、ダイマー計算の計算時間の割合が大きくなってくる(O(N3))。この問題を解決するためにdimer-es近似が開発された。Dimer-es近似は離れたモノマー間のダイマーSCF計算を、静電相互作用するフラグメントで近似するもので、系が大きくなると計算精度を落とさず、計算時間の短縮O(N2))に大きな効果がある。しかしながらdimer-es近似では4中心のクーロン積分を計算する必要があることから、大きな系ではボトルネックの一つになってしまう。そこで本稿では、クーロン積分の高速化に用いられる、連続多重極子展開法(continuous multipole method; CMM)をFMO法プログラムABINIT-MPXに実装し、計算精度と計算時間について考察を行った。

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© 2012 日本化学会
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