抄録
ハトムギの外殻・薄皮・渋皮・子実からなる全粒熱水抽出エキス(CRD:Coix-seed Reactive Derivatives)含有食品の摂取が有用と思われた両膝から下腿前面の摩擦黒皮症の1例を報告した.患者は44歳女性.獣医師という職業柄,両膝をつき衣服で皮膚が擦れることが多く,10年来,両膝蓋部から下腿前面にかけて広範囲に強い色素沈着を認めていたが,CRD含有食品(CRD 4.0 g/日)を20週間摂取したところ,通常の業務を行っていたにも関わらず病変は改善した.今後,同様な例についてさらに検討を加える予定である.