本試験では,4 時間の疲労負荷作業後の休息時において,新開発 LED 照明を使用した場合における室内環境快適性について検証するため,健常成人男女を対象としたランダム化 2 試験区クロスオーバー試験を実施した.
その結果,新開発 LED 照明は従来 LED 照明との比較において,休息時の適切な照度および色温度の環境を作り,室内環境快適性を向上させることが確認された.それらの作用機序の 1 つとして,自律神経機能の調節作用が考えられた.これらのことから,新開発 LED 照明は室内環境快適性を高める有用な機器であると考えられた.