Journal of Computer Chemistry, Japan
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SCCJ Café – Season 5 – 生命現象の分子科学 (4) 「新しい量子ビーム・ミュオン分光と理論的アプローチ」
飯沼 裕美大場 優生河村 成肇高妻 孝光菅原 洋子高柳 敏幸立川 仁典
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2017 年 16 巻 1 号 p. A12-A17

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抄録

近年,陽子加速器及び関連する量子線テクノロジーの進展がめざましい.陽子加速器は,陽子を加速し,水銀のようなターゲットにぶつけ,核破砕によって,中性子,π中間子,ミュオンなどの量子線を作り出される.この中でも,高い物質透過性を有する中性子とミュオンが,X線では届かない様々な物質・生命研究へと展開されつつある.本稿では,ミュオンという新しい量子線を紹介し,化学への応用という観点から,計算機科学との関係について紹介する.

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© 2017 日本コンピュータ化学会
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