Journal of Computer Chemistry, Japan
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乗鞍岳摩利支天山頂(標高 2872m)における高層大気汚染の観測
八木 徹神部 順子中山 榮子長嶋 雲兵青山 智夫
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論文ID: 2011-0013

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抄録

航空機から対流圏上層部に灰色の霧の帯や積雲頭部に黒灰色の霧を見ることがある.このような高層大気の汚染を示唆する現象は2007年頃から頻繁に見かける.この現象を調査するため2011年9月14日から15日にかけて29時間,乗鞍岳摩利支天山頂(標高2872 m)にて大気の状態を観測した.その結果,自由大気層の大気はまだ清浄であるが汚染の長距離移動の前兆と思われる黒色mist層が広範囲に存在しはじめていることが分かった.

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