抄録
近年、冷暖房の普及により、昼夜間での電力需要の差が拡大している。これにより、発電設備の非効率な稼動を行わなければならなくなっている。また、発電方式としては化石燃料を用いた火力発電による発電量が全体の約6割を占めている。これよりSOx、NOxなどの環境汚染物質や地球温暖化効果のあるCO2を多く排出するので環境への悪影響を与える。したがって、本研究では自然エネルギーである太陽光・風力発電を用いて負荷平準化を考えた。具体的には、太陽光・風力発電機を大学キャンパス内に設置し、その実際の発電量を用いて、負荷平準化の能力とその効果を検討している。