主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、人間とコンピュータとの新しい対話手段として力覚が注目されている。従来から一般的に利用されている視覚情報や聴覚情報に加え、力覚装置と呼ばれる装置を用いて力覚情報を利用者に提示することによって、より現実感のある仮想環境を提示することが可能になる。本論文では、仮想空間内で文字の書き方を学習することを可能にする手書き文字トレーニングシステムを提案する。利用者は力覚によって作られた仮想平面上でPHANTOMを操作する。その動きに従って利用者のモニタ上に筆跡が現れ、文字を書くことが可能になる。ここでは、この文字トレーニングシステムの構築について述べる。