抄録
近年、環境・省エネに対する意識が高まっており、消費電力量・CO2排出量を削減させるための取り組みが活発化している。今回、この取り組みの一環として、グリーンデータセンター向けのセンサーネットワーク開発を行った。センサーネットワークとは、至る所にセンサが配置され、そこから様々な情報を収集するためのネットワークである。この技術をグリーンデータセンターへ適用することで、データセンター内の温度分布を把握できる。この情報を元に空調設備の運転と連携し、電力使用量のコントロールを行うことで、データセンターにおける消費電力量の半分以上を占める、設備消費電力量を削減することが可能となる。