主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、動画像解析の分野において様々な解析手法が考案されている。本研究では、モルフォロジー演算を用いて動画像内に存在する移動物体の移動特徴量抽出の実験を行った。モルフォロジー演算とは、構造要素と呼ばれる基本形状を用いて物体の形状に対する特徴を抽出する手法である。本手法では、3次元データと捉えた動画像へ3次元のモルフォロジー演算を適用することにより物体の移動の特徴を得る。本実験では、構造要素として直線構造の構造要素を用いることにより、「走る」「歩く」の動画像から並進運動部分の抽出に成功した。抽出された並進運動部分の量により、それぞれの運動の特性を得ることとする。