抄録
可動子側がハルバッハ配列の永久磁石で構成されるPMLSMについて3次元境界積分方程式法を用いて数値計算し高磁束密度・高推力化を検討する。固定子側は推力のコギングの影響を無視できるスロットレス構造のリングワインディングである。従来の磁石配置とハルバッハ配列、バックヨークをもつハルバッハ配列を比較検討し、磁石高さを変化させハルバッハ配列の推力特性が従来の磁石配置より高くなることを確認する。
磁石高さ6mmのときではバックヨークをもつハルバッハが従来の磁石配置より大きくなり、磁石を高くするとハルバッハのみでも従来の磁石配置より推力が大きくなることを確認したので報告する。