電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
セッションID: 08-1A-06
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誘電泳動インピーダンス計測法と細胞膜破壊現象を利用した細菌検出法のマイクロミキサーによる高感度化
高山 博行今坂 公宣末廣 純也
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抄録
筆者らは、迅速かつ簡易な細菌検出技術として誘電泳動現象とインピーダンス計測を組み合わせたDEPIM法を提案してきた。更に高電界下での細胞膜破壊をDEPIM法に組み合わせたEPA-DEPIM法を開発し、これにより懸濁濃度3×102cells/mLの大腸菌を3時間で定量的に検出することに成功している。本研究では、細菌捕集の際に利用する流路にマイクロミキサーを用いて、流体に影響を与え、捕集領域に進入する細菌数を増やすことで、より高感度な細菌検出を目指した。これによりEPA-DEPIM法におけるコンダクタンス変化が約3倍向上した、これは細菌捕集効率の向上を示す結果であり、従来法に比べ、高感度な細菌検出と言える。
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© 2009 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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