主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、環境保護や省エネルギーの観点から低損失を実現するための最適設計が世界中で研究されている。変圧器分野では、Fe-Si-Bアモルファス合金によって作られた巻鉄心が1990年代に開発され、市場では高効率変圧器として現在流通している。しかし、アモルファス鉄心は従来の珪素鋼板鉄心よりも占積率が悪いため、ビルディングファクターが悪化してしまう。これを改善するために実際のアモルファス変圧器の明確な局所磁気特性が必要となる。評価方法は、より実際の使用条件に近づけるために、アモルファス鉄心全体の磁束密度波形を正弦波に制御した後、アモルファス鉄心内の局所磁気特性の測定を行い、その結果を報告する。