抄録
セキュリティの向上とサーバ管理の容易さを目的に、Xen3.2を利用した仮想サーバを構築しその性能を検討した。ここでは、リソースサービスのできる最小限の性能を有するPCを使用した場合について,仮想サーバ機能のベンチマークテストを Unixbench-4.1.0 を用いて評価している。Unixbenchのプロセスを2つ以上同時に実行させると、測定値にバラツキが大きい。メモリ容量不足によるスワップがその原因の一つと考えられるので、確認のために仮想OSのメモリを増加させながら測定を繰り返した。さらに,ハイパーバイザの不具合によることも考慮し、準仮想化と完全仮想化の二つの方法で測定し検討を行っている。