抄録
近年、LEDを利用する可視光通信が研究されている。可視光通信とは可視光を人間の目には見えない速度で点灯させて通信する技術である。しかし、太陽光や他の照明光などの周辺光が受信時のノイズとなり、データ通信が正常にできないことがある。特に周辺光の強さや通信速度によって通信のエラーレートが変動するため、エラーレートを自動評価するシステムが必要である。本発表では通信速度を設定した範囲で自動設定し、エラーレートの評価を行うシステムを構築する。周辺光ノイズ除去回路を組み込んだ既存の可視光通信機器を用いて、エラーレートの評価を行う。