電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 10-1P-11
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遠端クロストーク低減に向けた出力回路の検討~貫通電流の影響~
加藤 卓佐々木 伸一
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キーワード: 電子回路
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抄録
近年,情報機器の高機能化・小型化が要求されるようになり,基板の配線は高密度になっている.高密度化が進む中,信号配線間のクロストーク低減が重要な課題となっている.同方向伝送において問題となる遠端クロストークは,発生原因である2つの伝搬モードの立ち上がり・立下り時間を緩やかにすることで低減することができ,信号のスルーレートを小さくすることで低減できる.本研究では,2入力のFG-MOSトランジスタを用いて,片方のゲートにバイアス電圧を印加することによりスルーレートを可変させる出力回路について検討している.今回の報告では,出力回路の妥当性を貫通電流の観点からシミュレーションにより評価を行った.
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© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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