画像処理を用いた運動促進システムの試作　–ターゲットを用いる方法–

抄録

　TVカメラで撮影した映像にターゲットを表示し、体でターゲットを遮れば得点を得ることができるシステムを提案する。このシステムでは、ターゲットを遮るために体を動かす必用があるので、全身で運動を行うことになる。その際、操作者自身の映像が画面に表示されるため、楽しく運動を行うことができる。高齢者がシステムを利用することを想定し、難易度の設定を行った。
このシステムは、TVカメラからの距離によって運動の負荷を変えることができる点が大きな特徴である。また、２人以上で同時に使用できる点も大きな利点である。