抄録
集合導体では、細線加工部の臨界電流密度(Jc)の劣化が、その交流損失に多大な影響を与えることが分かっている。そこで、様々な手法によって細線加工された2mm幅線材に対して磁気顕微法による局所Jc分布評価を行い、有効線幅という概念を指標とすることで、最適細線加工法に関する検討を行った。その結果、レーザースリットが機械スリットに対して良好な加工法であり、レーザースリットの中でも超伝導層側からレーザーを入射した条件が最も優れていることがわかった。本研究は、イットリウム系超電導電力機器技術開発の一環としてISTECを通じてNEDOからの委託を受けて実施するとともに、日本学術振興会の科研費(24360122, 23760263)による助成を得て行ったものである。