抄録
RSA公開鍵に情報を埋め込む手法の一つとして、Lenstraが提案した手法がある。この手法は埋め込むことの出来る情報量、効率性共に既存方式よりも優れていたが、埋め込み情報が限界量に近づくと鍵生成速度が極端に低下するという問題点があった。
今回はこのLenstraアルゴリズムに対して、どの程度の情報量までならば効率的に埋め込むことが出来るか、理論面・実験面の両方から検証を行った。最終的に簡単な値のみで正確な埋め込み成功確率を見積もることの出来る式をたて、実際にどの程度の長さまで効率的に埋め込むことが出来るのか例を提示した。